「幻塔」という名前を初めて聞いたとき、正直「原神のパクリ」という悪評しか知らなかった。SF風の近未来世界にキャラガチャを乗せただけの二番煎じだろうと思っていた。だが2022年のリリースから4年目に入っても現役でマルチプレイ人口を維持しているのには理由があった。飛行・壁登り・水泳を組み合わせた移動の自由度は、正直このジャンルの中でもトップクラスだった。今回はマルチプレイの実態も含めて正直に書く。

この記事の位置づけ

この記事は個別タイトルを深掘りするレビュー記事です。オープンワールド系のアクションRPGと比較したい方は、下記の関連記事もあわせてどうぞ。

3行まとめ

  • 飛行・壁登り・水泳を組み合わせた移動の自由度が、オープンワールド系の中でも際立って高い
  • マルチプレイ・レイドが活発で、協力プレイの面白さは4年目でも健在
  • 装備・アバン強化の課金圧とガチャの渋さは正直な弱点として残っている

「Tower of Fantasy(幻塔)」はどんなゲームか

開発元は中国のHotta Studio、パブリッシュはLevel Infinite/Perfect World Gamesで、2022年8月11日にグローバルリリースされたオープンワールドMMORPGだ(中国国内は2021年先行)。舞台は近未来SFファンタジーの世界で、プレイヤーは複数の武器と「シミュラクラム」と呼ばれるキャラクターを装備しながら探索・戦闘を進めていく。最大の特徴はマルチプレイとレイドで、協力プレイを前提とした設計が随所にある。

実際にプレイした感想

①移動の自由度が想像以上だった。飛行・壁登り・水泳を組み合わせて、行きたい場所にほぼ直線で向かえる。マップの端まで歩かされるストレスがなく、探索がテンポよく進むのは素直に評価したいポイントだった。

②マルチプレイの温度感がちょうどいい。レイドや協力探索に気軽に参加できる導線があり、ソロで遊んでいても「今日は誰かと一緒に」という気分転換がしやすい。4年目に入ってもマルチの人口が保たれているのは、この導線の作り込みのおかげだと感じた。

③複数武器の切り替えが戦闘のテンポを作っている。武器ごとに個性があり、状況に応じて持ち替える楽しさがある。単調になりがちなオープンワールドの戦闘に変化をつける工夫としてよくできていた。

正直イマイチだった点

装備やアバンの強化には正直に課金圧を感じる場面があった。ガチャで武器やシミュラクラムを引くこと自体はできても、そこから先の強化コストが重く、無課金だとじわじわ足踏みする印象だ。ガチャの渋さも指摘されているとおりで、端末によっては最適化不足で動作が重くなる場面もあった。「自由度は高いが、伸ばすには時間か課金が要る」というのが正直な実感だ。

向いている人・向いていない人

◎ マルチプレイ・協力プレイが好きな人/移動の自由度を重視する人/複数武器を持ち替える戦闘が好きな人

✕ 強化コストを気にせず無課金だけで完走したい人/最適化の安定性を重視する人

似ているゲームとの比較

Tower of Fantasy 鳴潮 原神 黒い砂漠モバイル
軸 マルチ・自由移動 回避・パリィアクション 元素反応 本格MMO
移動の自由度 ◎(飛行・壁登り・水泳) ○(高低差探索) ○ ○
マルチプレイ ◎ △ △ ◎
課金圧 強化コストに感じやすい ガチャに感じやすい ガチャに感じやすい 装備強化に感じやすい

回避とパリィの手応えを重視するなら鳴潮の本音レビューも参考になる。同じオープンワールド系でも軸にしている面白さがまったく違うので、比較すると自分に合うタイプが見えてくる。

課金・無課金の話

広大なマップ探索・ストーリー・マルチプレイ・レイドはすべて無料で遊べ、プロモコードやイベントでガチャ通貨「闇核」が配布される。武器・シミュラクラムのガチャには天井とピティ制度があるものの、装備やアバンの強化に課金優遇感があるという指摘は事実で、無課金で最前線を目指すにはそれなりの時間がかかる。リセマラは必須ではなく、序盤ガチャで当たりを引ければ有利だが、日課とイベントでカバーできる設計だ。2026年9月時点ではVer.6.2が配信中で、周年記念アップデートとして新エリア「アエテルナ島」や新アバター「ゲルフィン」が実装されるなど運営は活発に動いている。

こんな人におすすめ

  • マルチプレイ・協力レイドを楽しみたい人
  • 移動の自由度を重視するオープンワールド好き
  • 複数武器を切り替える戦闘スタイルが好きな人

よくある質問

Q. 2026年の今から始めても遅くない?

遅くない。周年記念アップデートで新エリアや新アバターが追加されたばかりで、新規向けの配布も期待できるタイミングだ。

Q. リセマラはやるべき?

必須ではない。序盤ガチャで当たりが引ければ有利だが、日課とイベントで十分カバーできる設計になっている。

Q. ソロでも楽しめる?

楽しめる。ストーリーや探索はソロで完結できるが、マルチプレイに参加したほうがこのゲームの魅力を最大限に味わえる。

Q. 「原神のパクリ」という評判は本当?

見た目の第一印象はそう言われがちだが、実際に触るとマルチプレイ・自由な移動を軸にした別ジャンルの面白さがある。リリースから4年続いている実績がそれを裏付けている。

まとめ

「原神のパクリ」という評判だけで敬遠するのは正直もったいない。飛行・壁登り・水泳を組み合わせた移動の自由度と、活発なマルチプレイは4年目に入っても色褪せていなかった。強化コストの課金圧という正直な弱点はあるが、協力プレイを楽しみたい人には今からでも十分におすすめできる一本だ。

※本記事は個人の感想に基づくレビューです。ゲーム内容・ガチャ確率・課金要素・配信状況は執筆時点のものであり、変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

Tower of Fantasy

Tower of Fantasy
開発元:Fedeen Games Limited
無料
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